こんな疑問にお答えします
- 開業には資格が必要?
- 資格をとるためには勉強が必要?
- 誰でも取れるの?とるための条件とは?
誰でも比較的に低コストで独立・開業できる飲食業。
ひと昔前だと、「脱サラで飲食店オーナー」って肩書が流行った時期もありました。
ズバッとお答えすると、「開業する」だけに注目すると必要な資格はありません!
必要な2つの資格は、飲食店を運営するため。
必ずしも、オーナーが資格を保有しなければならないという事ではありません。
- 必要な資格
- 資格の取得方法
- 取得に必要な期間
この記事を書いた人
もったいぶらずに言います。
- 食品衛生責任者
- 防火管理者責任者
が運営に必要な2つの資格です。
時期さえ合えば「おおむね1か月」で取得可能。
開業に資格って必要?【極論】いらない!
開業しオーナーになるだけならば、資格は不必要。
- 食品衛生責任者
- 防火管理責任者
運営に必要なこの[2つの資格]をもっている人を雇用すれば、開業するあなたには必要ありません。
資格を取るための費用も2万程で済みますし、雇用した従業員に取得させる事で解決します。
不動産の宅建士のように資格者に手当てを支給する事は、飲食業ではあまり聞かない話ですので取得費用以外の経費は不必要。
飲食店での勤務経験がある方なら、2つとも資格を持っていることも多いです。
特に管理職経験者ならば、資格者である可能性は大いにあります。
また、他業種であっても大型ショッピングモールで管理職の勤務経験がある方なら、防火管理者責任者を持ってます。
デメリット
- 資格保有者が見つからない
- 資格保有者が退職したら、新たに雇い入れるまで休業になる
メリット
- 資格を持っていなくても開業はできる
独立ならば、資格をとろう
独立となれば意味合いが変わってきます。
資格を所持する必要があります。
必要な資格は、講習をうけることで取得できますので、事項で解説していきます。
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必要な資格①「食品衛生責任者」
食品衛生責任者資格は食品衛生責任者要請講習会を受講することで取得できます。
講習会は、月に複数回おこなわれています。
講習修了資格は全国共通です。(終了証は異なる場合あり)
受講方法
各都道府県の食品衛生協会が開催しています。
受講のためには、事前に協会に申し込みをする必要があります。
調査したところ申し込み方法は、地域によって異なっていました。
- 郵送
- 協会の窓口受付
- WEB受付
にて、受付られていますが、WEB受付は実施されていない地域もありますので期限がギリギリにならないように注意ください。
開催される講習会ごとに上限があり、希望の日程で受講できない場合があります。
調査ついでに、各都道府県の食品衛生協会のリンクを下記のタブ内にまとめておきます。
- 北海道・東北
- 関東
- 中部
- 近畿
- 中国
- 四国
-
徳島県 講習会のご案内 | 一般社団法人 徳島県食品衛生協会 (t-shokukyo.jp) 香川県 食品衛生責任者について|公益社団法人香川県食品衛生協会 (k-shokuei.jp) 愛媛県 一般社団法人 愛媛県食品衛生協会【養成講習会】 (e-shokukyo.jp) 高知県 (一社)高知県食品衛生協会 食品検査センター (kfha.or.jp)
- 九州
講習内容
- 衛生法規2時間
- 公衆衛生学1時間
- 食品衛生学3時間
3教科の簡易テストを含む計6時間の講習です。
1日で完結し、受講後に終了証を受け取れば終了。
テストも、得点をとらないといけないというわけではなく、最終確認のようなものになります。
キチンと受講すれば満点とれます。
令和3年からは各都道府県で「eラーニング」が導入されており、出向かなくても受講できる制度もあります。
(地域によっては未導入な場合もあります。)
持っていれば受講免除
- 医師
- 歯科医師
- 獣医師
- 薬剤師
- 栄養士
- 調理師
- 製菓衛生師
上記の資格保持者は、実務経験や講習不要で食品衛生責任者となることができます。
飲食店を運営するのに、調理師免許が必要と言われるのは全くのデマです。
必要な資格②「防火管理責任者」
防火管理責任者は防火管理講習の受講することで取得できます。
防火管理者資格には、施設の規模によって分けられる2つの資格があります。
甲種
すべての施設で防火管理者になれる
乙種
建物の用途・収容人数によって制限有り
受講方法
講習の主催によって、申請方法や受講料が異なります。
防火管理講習は
- 都道府県知事
- 消防本部や消防署を置く市町村の消防長
- 総務大臣が登録している講習機関(一財)日本防火・防災協会
が行うこととされており、地域により講習場所が違います。
僕の場合は、所轄消防署での受講で取得しました。
なお、講習修了資格は全国共通です。(終了証は異なる場合あり)
消防署などでは、申し込みは直接窓口での対応となります。
講習機関(日本防火・防災協会)では、WEB申し込みが可能です。
講習内容
甲種防火管理新規講習
✅おおむね10時間
✅2日講習
・防火管理の意義及び制度
・火気管理、施設・設備の維持管理
・防火管理に係る訓練及び教育
・防火管理に係る消防計画など
乙種防火管理講習
✅おおむね5時間
✅1日講習
・上記の講習事項のうち、基礎知識及び技能
まとめ
運営に必要な資格
- 食品衛生責任者
- 防火管理者責任者
どちらの資格も講習を受講すれば取得できます。
受講にあたり、特別な受講資格は不必要。
講習会は日程が決められており、計画的に申請することで数週間で取得できます。
開業を検討されている方は、よっぽどの理由がない限りは取得しておいて損はないと思います。
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