・売上をあげれる店長
・業務が完璧にこなせる店長
んん~何が正解何だろう?

色々な店長像が思い浮かびますよね。
どれもステキな理想像です。
僕は「育てれる店長」が、理想の店長像です。
すなわち店長のあるべき姿だとしています。
店長が先頭に立って教育をする。
これこそが店長のあるべき姿です。
- お店のトップである店長の裁量しだいで、お店の成果はいかようにも変わる。
- スタッフを育てれば、目的地に到達させるスピードを上げる事ができる。
- 店長が陣頭をとって教育を行えば、自然とベクトルが共有できる。
もちろん、キャラが違えば店長のあるべき姿の答えは一つではありません。
ですが、やるべき事はどの業態の店長であっても同じ。
- スタッフを育てる
- お客さんを育てる
- お店を育てる
この3ステップで育て、業績を向上させる事!これが、店長の使命であり、責務です。
育てれる店長がなぜ「店長のあるべき姿」なのか。
分かりやすいように、お店を船に例えると役割は以下のようになります。
お店 | 店長 | スタッフ | 目標 |
船 | 船長 | 乗組員(漕ぎ手) | 目的地 |
船は船長が目的地への進路を決めて、漕ぎ手が進ませます。
店長(船長)が目標値(目的地への進路)を決めても、スタッフ(漕ぎ手)が進ませ方を知らなければ進みません。
だからこそ、進み方を教え育てる事ができる店長が「店長のあるべき姿」なのです。
進ませ方しだいで目的地への到達スピードはいかようにも変わります。
店長が目標値を決めて、スタッフに実行させる。
この教育を他人任せにせず、店長自らが先頭に立って旗手をふりましょう。
- 理想の店長像に近づけるためのヒント
- 店長がすべき行動
- 結果をだして収入を増やす
この記事を書いた人
店長のあるべき姿!理想の店長像・店長の資質とは?
前述したように育てれる店長が店長のあるべき姿であり理想の店長像・資質です。
それをもっとくだいてお話すると、店長のあるべき姿とは「魅せる仕事をする店長」となります。
具体的に言えば、何かの指針になれる店長であればいいという事です。
- もてなしができる、ホスピタリティーが高い店長
- お客様第一の精神で、行動力のある店長
- いつも元気でハツラツをしていて、周りを明るくできる店長
魅せるができる店長は、別の言い方をすれば「モテ店長」といえばいいでしょうか。
モテ店長と言いましたが、美人やイケメンなどの顔面偏差値の話ではありません。
「店長のココがすごいんだ!」と、尊敬できる部分を「モテ」と表しました。
また、魅せる存在のモテ店長の仕事っぷりを見せることが、一番の手本。
手本があれば、働くイメージを持たすことができ、あなたが望む人材育成に役立ちます。
別記事で、飲食店のすごい店長さんのテクニックを実例付きで紹介しています。
気になった方はぜひごらんください。
→【飲食店のすごい店長】ここが違う!店長テクニックの実例公開
[sitecard subtitle=すごい店長はココが違う url=https://rururu-understand.com/grate/1708/ target=]
デメリット:魅せる仕事ができないと、チームがバラバラになる
デメリット①:スタッフが働き方のイメージをつかめないため、個々の理想で動いてしまう。
店長であるあなたが旗印をあげて先頭に立とうとも、意思なき場には成果はあがりません。
「百聞は一見に如かず」と言われるくらい、視覚からの情報をもとに人は判断をしていきます。
これはメラビアンの法則に当てはめても言える事です。
メラビアンの法則とは
この研究は好意・反感などの態度や感情のコミュニケーションについてを扱う実験である。感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。この割合から「7-38-55のルール」とも言われる。「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれている。
視覚情報55%とありますね。
会話の内容よりも見た目で判断されてしまっては、どんなにいい説明ができたって、伝わりません。
すばらしい演説で、スタッフの目に炎をともせる方もいるとは思います。
ですが、受け手側であるスタッフの読解力に合わせた指導をするより、
- あなたの理想の行動を見せる
- イメージできたスタッフはパフォーマンスUP
この2ステップの方がかんたんに成果がでます。
デメリット②:あなたが店長である意味がなくなる
お店の裁量権をもつ店長に任命された(もしくはオーナー店長である)あなたが、コンセプトを持たねばいずれ淘汰されるお店になります。
- この店はここがいい
- この店は他とは違う
このように買い手であるお客さん側の意識が向かなければ、多種多様あるサービスに埋もれてしまいます。
お店の舵をにぎる店長しだいで、例え制約の多いチェーン店勤務であろうが、ムーブメントは起こせます。
お客さんを魅了できる仕組みをつくるのが店長のあるべき姿です。
店長が伝播できる仕事をしていないとすると、お店は舵を失います。
よって、誰かが舵をにぎらねばならなくなるため、あなたである必要がなくなってしまいます。
その操を他の者ににぎらせてはいけません。
メリット:魅せる仕事が起こす必然
メリット①:スタッフの離職率がさがる!
スタッフの育成・管理も店長の役割の一つです。
店長しだいで、アルバイトの離職率(スタッフの定着率)は操作できます。
それほど、店長は影響力があります。
エン・ジャパンが運営するアルバイト情報サイトによると、
約4割が仕事内容が分からなかったために、応募や就業をやめた経験あり。
出典:エン・ジャパン
と統計結果が出ています。
これは、前述したデメリット①で解説した「働くイメージ」を持たせられなかった結論にいたります。
メリット②:一貫した「ささるサービス」ができる!
定着率があがれば、スタッフの水準も上がるという事。
また、すでにどのような行動をとるべきかイメージで理解しています。
その結果、お客さんの心にささるサービスを体現させれます。
このようなメリットも連鎖的に生ます。
メリット③:昇給や昇進を狙える!
お店のビルドアップが整ってくると、比例してお店の売上(業績)が上がる要因の一つになります。
- 売上が上がる
- 職場環境が良くなる
ここに至るまでの道のりはぶちゃけ長いです。
結果がでるまでに早くて3か月ではかかります。
また、育てていく中で、人材への悩みはどんどん減っていきます。
なぜなら、良いサイクルに変わるからです。
- スタッフが育つ
- 熟練度の高いスタッフが長く勤務する
- 新しいスタッフが入る
- その環境で仕事を教わる
このサイクルが回り始めれば、店長であるあなたの仕事はもっとシンプルになる事でしょう。
まとめ
- スタッフを育てる
- お客さんを育てる
- お店を育てる
この3ステップを育てることが、店長の責務です。
「①スタッフを育てる」がスタート地点であり、店長の究極の仕事。
店長は大変です。
お店トップの店長だからこそ、このようなリーダーシップのとれた上手い立ち回り方が必要です。
今回は店長のあるべき姿として、店長に必要な資質を解説しました。
働く中で一つの評価である「給料」があがれば、もっとモチベーションも高まると思います。
そのきっかけをつくるのはあなたの行動次第です。
以下は、マネージャー職であるぼくが、店長教育で必ず行う質問です。
どちらが人を生かせる(活かせる)人物でしょう?
- 魚を与える人
- 魚の釣り方を教える人
その一瞬の空腹を満たす食事を与えても、その人はまた空腹になります。
もう空腹にならないようにノウハウを教えてあげる方が、はるかに有用です。
店長の仕事でも同じことがいえます。
仕事の答えを教える事も必要ですが、それよりも“どのように”の部分を教える事が重要です。
そのどのようにの思考が伝われば、問題の置き換えができますし、今後は勝手に成長してくれるからです。
これこそが、大切な店長の資質であり、上に立つ方のあるべき姿です。
店長としての資質とは
人を活かせる考え方を持てる人であり、魅せる仕事が出来る事
【魅せる仕事×的確な指示】で、さらにできる店長に!
魅せる仕事で、働くイメージを根付かせることができても指導の仕方でうまく機能しないことがあります。
指導の主なポイントは「叱り方」です。
ミスの場面でやってはいけない指導をしていませんか?

気になる方はごらんください。
→店長は嫌われ役⁉【しかり方】で全てが変わる。たった6つの方法
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その他、店長の持つ悩みや問題解決に活きる書籍もまとめました。
僕も長い管理職の中でたくさんの本を読み、問題解決のきっかけやヒントを得て役に立てれた本のみを紹介してあります。
本屋で悩む時間ももったいないと感じる方はポチっとどうぞ。
→2022年版【現役店長が教える】失敗しない仕事に活きる本おすすめ10選!
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