こんな疑問をおもちですか?
- コンセプトって何?
- コンセプトって必要なの?
- どのような事をコンセプトにすればいいの?
開業・独立する前に必要な準備として、または、売上の上がらないお店の解決策にも、見直しが必要なこと「コンセプト」。
コンセプトを作る際は、分かりやすい言葉で表現できなければなりません。
あなたのお店で売る「モノ」ではなく、売れる「コト」に焦点を当てて導くコンセプトが、儲けるための土台となります。
儲けるためには、世に溢れる商品をただ販売しても、多くの人に見向きもされないのが現状。
そのために必要なコンセプトを解説していきます。
この記事を書いた人
- コンセプトの必要性
- コンセプトの作り方
コンセプトとは
コンセプトは英語の「concept」をカタカナ読みした言葉。
「concept」には概念・発想・構想などの意味があり、「ベースとする考え方・構想」のことを言います。
要約すると、「土台・軸の設計」です。
しっかり考えて、顧客に支持されるコンセプトをつくりあげましょう。
例をだすならば、吉野家の「はやい・やすい・うまい」が有名なコンセプトです。
このコンセプトに沿った価値を提供することが繁盛の秘訣となります。
なぜ必要?コンセプトが必要なワケ
1円の価値にもならない言葉や信念であるコンセプトがなぜ、必要か?
それは、ブレないためです。
悪い例を紹介すると、
- 和食料理店に流行りだからとタピオカドリンクを販売している。
- ラーメン屋なのに、居酒屋メニューが豊富
と言った、主軸と無関係な事をはじめて失敗する例を多くみます。
販売に客席回転数が必要なラーメン屋さんが、定着率が高まる商品を販売してしまうと、本来の王道である儲ける運営ができなくなってしまいます。
もちろん!キチンと融合できているコンセプトに合った内容ならば、今の時代は強みになる可能性もあります。
ですが、これから開業するあなたが王道をはじめから踏み外した経営をするのは、リスクが高いと言えるので回避すべき事案になります。
これが、ブレないためのコンセプトの必要性です。
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コンセプトの決め方はこれだ!
簡単にいえば、「コト」を売ることが最大の目的です。
あのスターバックスのコンセプトは「サードプレイス(第三の場所)」を掲げています。
コーヒーを売るのではなく、視点の違う「場所の提供」っていうのが、理想のコンセプト。
このストレス社会において、ファーストプレイス(家族のまつ自宅)やセカンドプレイス、つまり職場でもテンションを維持しなければならず、心を休めることができていない。
だから、そのストレスを休ませる場所を提供する。
このようなイメージで、コンセプトメイクすることをおすすめします。
コンセプトを作り上げる上で必要な事は【3つの視点と5W1H】
では具体的なコンセプトの作り方のフレームワークを紹介します。
絵にかいた餅にならないよう、念頭に置いて設計しましょう。
- やりたいコト
- できるコト
- やらなければならないコト
コアコンセプトは、言わば理想です。
顧客に対しての付加価値を分かりやすく言語化します。
言語化できない、または説明が長くなるようなコンセプトは顧客に伝わりません。
短文でかつ、利用する顧客視点のコンセプトにしましょう。
- 【What】なにを
- 【Who】だれに
- 【When】いつ
- 【Where】どこで
- 【Why】なぜ
- 【How】どのように
この疑問符をおりこむ内容にするのが必要で、より具体的なコンセプトにします。
【What】なにを
これは、商品コンセプトです。
・何を売るのか
【Who】だれに
これは、顧客コンセプトです。
・だれに売るのか
【When】いつ
これは、時間コンセプトです。
・どの時間で売るのか
【Where】どこで
これは、立地コンセプトです。
・どこで売るのか
・どんな店舗で売るのか
【Why】なぜ
これは、顧客視点コンセプトです
・なぜ顧客はそれを買うのか
【How】どのように
これは、接客コンセプト&販促コンセプトです。
・どんなサービスで売るのか
・どんなプロモーションで売るのか
大切なポイント
このコンセプトを作る際に大切なポイントがあります。
- 特別なベネフィット=代金を支払うだけの価値がある
- それは他店が真似できないものである
- それが顧客にとって魅力的である
このポイントにのっとって見直し、修正を繰り返すことで、質の高い具体的なコンセプトに仕上がります。
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まとめ
コンセプトの必要性とは、ブレない土台作りであり、売るために必要な価値提供の軸を明確にする事です。
悩んだ場合は、会計が終わり、退店された顧客がお店の感想を言い合う姿を想像してみてください。
その顧客が「このお店の○○がよかったよね」っと、褒めてくれているとすれば、その○○に当てはまる事が、あなたの求めたいコトとなります。
- 料理がおいしい
- 接客がよい
などは、大切ですが飲食店として当たり前のコト。
それよりもどんなコトを顧客に感じてもらいたいかが、コンセプトメイクにおいて重要となります。
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